LOD2建築物モデル自動生成ツール(以下、「本ツール」)は、国土交通省が進めるProject PLATEAUの一環として2022年度に開発されました。
本ツールは、DSM点群や建物外形データ等を入力データとしてLOD2建築物モデルの作成を自動的に行い、CityGML 形式で出力するシステムです。
本ツールの推奨環境、および必要環境を以下に示します。
- 推奨環境
OS | Microsoft Windows 10 / 11 |
CPU | Intel Core i7以上 |
Memory | 16GByte以上 |
GPU | NVIDIA RTX 2080以上 |
GPU Memory | 8GByte以上 |
- 必要環境
OS | Microsoft Windows 10 / 11 |
CPU | Intel Core i5以上 |
Memory | 8GByte以上 |
GPU | NVIDIA Quadro P620以上 |
GPU Memory | 2GByte以上 |
本ツールは、Python(バージョン3.9以上)のインストールが必要です。
本ツールが必要とするPythonライブラリを以下に示します。
<ライブラリ一覧>
ライブラリ名 | ライセンス | 説明 |
---|---|---|
alphashape | MIT License | 点群外形形状作成ライブラリ |
anytree | Apache 2.0 | 木構造ライブラリ |
autopep8 | MIT License | コーディング規約(PEP)準拠にソースコードを自動修正するフォーマッターライブラリ |
coverage | Apache 2.0 | カバレッジ取得ライブラリ |
einops | MIT License | 数値計算ライブラリ |
flake8 | MIT License | 静的解析ライブラリ |
jakteristics | BSD License | 点群の幾何学的特徴量計算ライブラリ |
laspy | BSD 2-Clause License | LASファイル処理ライブラリ |
lxml | BSD 3-Clause License | xml処理ライブラリ |
matplotlib | Python Software Foundation License | グラフ描画ライブラリ |
MLCollections | Apache 2.0 | 機械学習ライブラリ |
MultiScaleDeformableAttention | Apache 2.0 | 物体検出ライブラリ |
NumPy | BSD 3-Clause License | 数値計算ライブラリ |
Open3D | MIT License | 点群処理ライブラリ |
opencv-python | MIT License | 画像処理ライブラリ |
opencv-contrib-python | MIT License | 画像処理ライブラリ |
Pytorch | BSD 3-Clause License | 機械学習ライブラリ |
plateaupy | MIT License | CityGML読み込みライブラリ |
PyMaxflow | GNU General Public License version 3.0 | GraphCut処理ライブラリ |
pyproj | MIT License | 地理座標系変換ライブラリ |
PuLP | BSD License | 数理最適化ライブラリ |
scikit-learn | BSD 3-Clause License | 機械学習ライブラリ |
scipy | BSD 3-Clause License | 統計や線形代数、信号・画像処理などのライブラリ |
Shapely | BSD 3-Clause License | 図形処理ライブラリ |
Torchvision | BSD 3-Clause Lisence | 機械学習ライブラリ |
以下のコマンドで本ツールのリポジトリの最新版をクローンします。
> git clone https://github.com/Project-PLATEAU/Auto-Create-bldg-lod2-tool.git AutoCreateLod2
本ツールに搭載されているAIモデルのパラメータをダウンロードします。
(1) 建物分類用モデル
以下より、建物分類用モデル(ファイル名:classifier_parameter.pkl)をダウンロードします。
https://drive.google.com/file/d/1ksmCxr5n2yC-p5lgcO0c3te-4cy_IDgX/view?usp=sharing
(2) 屋根線検出用モデル
以下より、屋根線検出用モデル(ファイル名:roof_edge_detection_parameter.pth)をダウンロードします。
https://drive.google.com/file/d/1IdtuAQA20WBtdA70wiFxBEt0kDHBEzsK/view?usp=sharing
(3) バルコニー検出用モデル
以下より、バルコニー検出用モデル(ファイル名:balcony_segmentation_parameter.pkl)をダウンロードします。
https://drive.google.com/file/d/1qRs5Xao2TmFyh2kRfb8IfzZIXUmBbBcn/view?usp=sharing
ダウンロードしたファイル(classifier_parameter.pkl、roof_edge_detection_parameter.pth、balcony_segmentation_parameter.pkl)をAutoCreateLod2/src/createmodel/data/フォルダに保存します。
(AutoCreateLod2/srcは本ツールのsrcフォルダまでのパス)
本ツールの利用方法についてはチュートリアルを参照してください。
- ソースコードおよび関連ドキュメントの著作権は国土交通省に帰属します。
- 本ツールはGNU General Public License v3.0を適用します。
- 本ツールは開発者の許可を得てHEAT: Holistic Edge Attention Transformer for Structured Reconstructionを利用させて頂いております。HEATは2023年1月29日より商用不可とライセンスを変更されましたが、本ソフトウェアはそれより前のバージョンを使用しております。
- 本ドキュメントはProject PLATEAUのサイトポリシー(CCBY4.0および政府標準利用規約2.0)に従い提供されています。
- 本レポジトリは参考資料として提供しているものです。動作保証は行っておりません。
- 予告なく変更・削除する可能性があります。
- 本レポジトリの利用により生じた損失及び損害等について、国土交通省はいかなる責任も負わないものとします。