外部コマンド実行ダイアログのコマンド文字列バッファ長が1文字大きい不具合の対応

[usagisita]

PR の目的

外部コマンド実行ダイアログのコマンドに最大の1024文字ちょうどを入力(NULL含まない)すると、コマンドは実行されますが、履歴に登録されません。
このPRではダイアログの配列サイズを1024+1から1024に修正することにより、必ず履歴に登録されるように制限します。

カテゴリ

• 不具合修正
• プログラムの動作上の問題
  • 正式リリース版

PR の背景

動作が一貫していなくて、変な感じがすると思います。

PR のメリット

エッジケースの微妙な動作を修正できます。

PR のデメリット (トレードオフとかあれば)

1文字コマンド入力できる文字数が以前より減ります。

仕様・動作説明

履歴側の配列サイズは
typedef StaticString<WCHAR, MAX_CMDLEN> CCmdString;
と定義されていて、MAX_CMDLENがそのまま配列サイズになります。
履歴登録処理では入力チェック機構があり、そこで文字列長の確認があり、1文字長いためにはじかれて履歴に登録されないようです。
(ここはバッファを突き抜けたりはしていません)

CEditView::ExecCmd側にはさらにバッファオーバーランの問題がありますが、それは別で対処したいと思います。

PR の影響範囲

1文字コマンド入力できる文字数が以前より減ります。
CDlgExecの実装コード側は_countofなどが使われているため、特に修正は問題ないようです。

テスト内容

テスト1

手順
外部コマンド実行ダイアログで「名前」に1024文字(NULL含まない)を入力します。実行します。
再度ダイアログか履歴画面で見ても履歴に登録されていません。

コード修正後は最大文字数が1023文字になります。実行後にダイアログを再表示すると履歴に登録されています。

関連 issue, PR

参考資料

[sonarcloud]

Kudos, SonarCloud Quality Gate passed!

0 Bugs
0 Vulnerabilities
0 Security Hotspots
0 Code Smells

No Coverage information
0.0% Duplication

[AppVeyorBot]

✅ Build sakura 1.0.3544 completed (commit a19a553df5 by @usagisita)

[usagisita]

迅速な確認ありがとうございます。