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20210805005543-docker.org

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Docker

:header-args+: :wrap :results raw

概要

Dockerはパフォーマンスに優れた仮想環境を作るプログラム。 得られる可搬性によって、作成したイメージを開発における各ステージ(テスト、ビルド、リリース…)で適用できるようになる。 その意味でCI, CDの基礎的な技術となっている。

Memo

バインドマウント先を削除した場合の挙動

バインドマウントしているディレクトリをまるごと削除すると、後からそこにディレクトリをおいても中身がバインドされないことに気づいた。
- ワーキングディレクトリ
  - aaa(ディレクトリ)
    - test1(ファイル)
    - test2(ファイル)
  - bbb(ディレクトリ)
    - test1(ファイル)
    - test2(ファイル)
docker run -d -it --name devtest --mount type=bind,source="$(pwd)"/aaa,target=/aaa nginx:latest
docker inspect devtest
  $ docker exec -it devtest /bin/sh

  > cd /app
  > ls
test1 test2
$ rm -rf /tmp/aaa
  $ docker exec -it devtest /bin/sh

  > cd /app
  > ls
(何も出ない)
$ cp -r /tmp/bbb /tmp/aaa
  $ docker exec -it devtest /bin/sh

  > cd /ap
  > ls
(何も出ない)
docker inspect devtest

- File mount does not update with changes from host · Issue #15793 · moby/moby

バインドマウントはinodeで一致しているかで同期を管理しているという。新しく作る場合はinodeが変わるので同期されなくなる。

  • mvだとinodeが変わらない。のでバインドマウントをし続けられる。そのシェルセッションで何もしていなくても、別で名前を変えても追従し、ワーキングディレクトリは変わることがある
  • cpだとinodeが変わる。のでバインドマウントの同期が切れ、同じ名前のディレクトリを配置しても同期はされない

docker-compose restart するとまたバインドマウントされるようになった。

サービス名をつけると管理が便利

サービス名をつけて起動すると、名前を指定して止めることもできるようになる。

docker run -d -p 80:80 --name webserver nginx
docker stop webserver

Docker本体のビルド方法

sudo make build # environment
sudo make binary # binary
sudo chown -R $USER:$USER . # なくてもいい

すると、bundles化に実行ファイルが生成される。あとはビルドしたものでデーモンを起動する。

sudo service docker stop # 現状デーモン停止
sudo ./bundles/binary-daemon/dockerd

docker buildのデバッグ

buildでどこまで成功しているかを確かめるために、コマンドを仕込みたいことがある。デフォルトでは出力されないので、オプションが必要。

docker build . --progress plain --no-cache -t test

ログを追従させる

docker-compose logs -f

-dオプションはログが出ないので使ってこなかった。これによって卒業できる。

ボリュームとマウントの違い

ボリューム
データを永続化できる場所のこと
マウント
コンテナにホストのディレクトリをマウントすること

ボリュームはマウントしないと、使えるようにはならない。docker-composeのvolumesではボリュームといいつつ書き方によってマウントしてくれる。

コンテナからホストのポートにアクセスできるようにする

docker-composeでコンテナ側からホストのポートへアクセスできるようにする方法。

container:
  extra_hosts:
    - "host.docker.internal:host-gateway"

あとはコンテナ内のコード側で、 host.docker.internal:{ホストのポート番号} とすることでホストのポートへアクセスできるようになる。

dockerネットワークの仕組み

Got permission deniedエラー

dockerがsudo権限以外で実行できなくなるときがある。

$ docker ps Got permission denied while trying to connect to the Docker daemon socket

これはログイン中のユーザがdocker権限を持っていないから。

sudo gpasswd -a $(whoami) docker
id $(whoami) # dockerが追加されたのを確認する

コマンドを実行したあと、ログアウトする。sudoなしでdockerコマンドを打てるようになっている。

GitHub Actionsでビルドする

CIによるコンテナビルドには、–cache-from を使って、レジストリに送信したイメージから各ステージのキャッシュを取得していく方法と、CIのキャッシュ機能を使う方法の2つがある。

レジストリからキャッシュを取る方法には弱点がある。

  • キャッシュが登録イメージの1つしかない。たとえば異なるブランチでキャッシュが更新されると、キャッシュが失われる
  • –mount=type=…のcacheが、pushイメージには含まれない
  • ステージごとにキャッシュ通信(取得+送信)をするが、オーバーヘッドが大きい
  • イメージに含めることができるキャッシュ(inline cache)には、minモードしか適用できない。つまりキャッシュに制限があるmoby/buildkit: concurrent, cache-efficient, and Dockerfile-agnostic builder toolkit

のため、CIのキャッシュ機能を使うのが現実的か。複数のキャッシュ…ブランチごと、Gemfileのハッシュ値ごとでハッシュを保持できるためキャッシュがヒットしやすい。キャッシュはひとまとめで保存され、レジストリへの送信イメージは利用イメージだけになる。

RUN –mount=type=…オプション

ビルド時にだけアクセスできる、cacheマウントを利用できる。マウントと言うが、ホストマシンとは関係ない。マウントディレクトリはビルド後削除されるため、イメージサイズにも優しい。 https://github.com/moby/buildkit/blob/master/frontend/dockerfile/docs/syntax.md

RUN --mount=type=cache,target=/root/.cache/go-build go build

たとえばpackage.jsonに変更があったときも途中から再開できる。ビルドキャッシュがヒットする/しないのゼロイチでなくなる。

rake assets:precompile高速化

  • public/assets
  • tmp/cache/assets

をキャッシュしておくことで高速化できる。

ビルドキャッシュをレジストリに保存し、CI環境でキャッシュを使ってビルドする

レジストリのキャッシュを利用してビルドできる。これによって、キャッシュがローカル環境に保持されないCI環境などでもキャッシュを利用して高速にビルドできる。

ポイントは–build-argと–cache-from。 –build-argでメタ情報を含めてビルドする。このイメージをpushしておくことで、次回からキャッシュを利用できる。 –cache-fromによってレジストリにある指定イメージからキャッシュを取得してビルドする。

docker build --target build -t ghcr.io/kijimad/roam-build:master --cache-from ghcr.io/kijimad/roam-build:master --build-arg BUILDKIT_INLINE_CACHE=1 .
docker push ghcr.io/kijimad/roam-build:master

本番用yarn buildの例

本番用にコンパクトにビルドする場合の例。 node_modulesはいらなくて、ビルド成果物だけあればよい。 ステージを分けることで、意味が明確になり、サイズも小さくできる(高速化)。

COPY package.json $HOME/
COPY front/ $HOME/front/ # front にはビルド対象のjs, tsファイルが配置されている想定。サブモジュールを導入している場合、package.jsonは階層上に複数あるため、COPYしておく必要がある

RUN npm install

COPY babel.config.js $HOME/
COPY tsconfig.json $HOME/
COPY webpack.config.js $HOME/

RUN yarn run build
COPY --from=rails-yarn-build $HOME/public/webpack/ $HOME/public/webpack/

Rails開発のMy docker-compose

Rails開発をすべてdockerでやる想定。 一発ですべてが準備され、クリーンな環境を構築する。bundle install やyarn install など、立ち上げ続ける前提でないコマンドも含まれる。そのコマンドだけ再度実行したいときは docker-compose restart bundle などとする。

元ネタ: foremのdocker-compose.yml。

↓あとはdockerizeを設定すれば完璧か。

# 共通のimage名: app
# imageのワーキングディレクトリ: /app
version: '3.7'

services:
  mysql:
    image: mysql:latest
    ports:
      - '${MYSQL_PORT:-3306}:3306'
    environment:
      # DBクライアントでの接続時に必要なので明示する
      MYSQL_DATABASE: develop
      MYSQL_ROOT_PASSWORD: root
      MYSQL_USER: user
      MYSQL_PASSWORD: password
      MYSQL_ALLOW_EMPTY_PASSWORD: 'yes'
    volumes:
      - 'mysql-data:/var/lib/mysql'

  redis:
    image: redis:latest
    ports:
      - '${REDIS_PORT:-6379}:6379'

  memcached:
    image: memcached:latest
    ports:
      - '${MEMCACHED_PORT:-11212}:11211'

  rails:
    image: app
    environment:
      RAILS_ENV: development
      REDIS_URL: 'redis://redis:6379'
      MEMCACHED: 'memcached:11211'
      DATABASE_URL: 'mysql2://root@mysql:3306'
    depends_on:
      - mysql
      - redis
      - memcached
      - bundle
      - yarn
      - seed
    command: bash -c 'bundle exec rails s -b 0.0.0.0'
    volumes:
      - .:/app:delegated # delegatedで高速化
      - gem_data:/usr/local/bundle:delegated # package系は永続化して最初からinstallにならないようにする
      - node_modules:/app/node_modules:delegated
    ports:
      - '3000:3000'

  webpack:
    image: app
    environment:
      NODE_ENV: development
      WEBPACKER_DEV_SERVER_HOST: 0.0.0.0
    command: bash -c 'yarn watch'
    volumes:
      - .:/app:delegated
      - node_modules:/app/node_modules:delegated
    ports:
      - 8080:8080

  sidekiq:
    image: app
    command: bash -c 'bundle exec sidekiq -C config/sidekiq.yml'
    environment:
      REDIS_URL: 'redis://redis:6379'
      DATABASE_URL: 'mysql2://root@mysql:3306'
    volumes:
      - .:/app:delegated
      - gem_data:/usr/local/bundle:delegated
    links:
      - mysql
      - redis

  bundle:
    image: app
    environment:
      RAILS_ENV: development
    volumes:
      - .:/app:delegated
      - gem_data:/usr/local/bundle:delegated
    command: bash -c "bundle install --jobs 8" # マシンがいくつ並列処理できるかは`$ getconf _NPROCESSORS_ONLN` で調べられる

  yarn:
    image: app
    environment:
      NODE_ENV: development
    volumes:
      - .:/app:delegated
      - node_modules:/app/node_modules:delegated
    command: bash -c "yarn install"

  seed:
    image: app
    environment:
      DATABASE_URL: 'mysql2://root@mysql:3306'
    volumes:
      - .:/app:delegated
      - gem_data:/usr/local/bundle:delegated
    command: bash -c "rake db:seed_fu"

volumes:
  gem_data:
  node_modules:
  mysql_data:
#! /bin/bash

set -e

if [ -f tmp/pids/server.pid ]; then
  rm -f tmp/pids/server.pid
fi

cat << EOF

  ░░▄████████████▄▐█▄▄▄▄█▌░
  ░░████████████████▌▀▀██▀▀░░
  ░░████▄████████████▄▄█▌░░░░
  ░░▄▄▄▄▄██████████████▀ ░░░░

EOF

exec "$@"

docker service再起動

おかしくなったときの再起動。

sudo service docker restart

コンテナ掃除関係

コマンドでDockerコンテナを停止・削除、イメージの削除をする - Qiita

docker stop $(docker ps -q) # 全コンテナ停止
docker rm $(docker ps -q -a) # 全コンテナ削除
docker rmi $(docker images -q) # 全イメージ削除:

ディスク使用率がとんでもないことになっていたとき

ディスク使用率がほぼ100%になっていた。占めているほとんどはDocker関係のようだった。 イメージは削除するようにしてたが、ほかにも色々あるよう。

専用のページがある。 https://docs.docker.com/config/pruning/

非常に多くのゴミがありそうだったので、多少再pullに時間がかかることを許容してすべて削除することにした。

docker system prune

ゴリゴリbuildして試しているときは、気をつけたほうがよさそう。

キャッシュ削除だけ行う。この場合が多そう。

docker builder prune

entrypoint.sh

公式Docker Imageでよく用いられる、コンテナ起動時に実行するスクリプト。 公式のイメージのままで、初回起動時に実行したいフックとして記述できる。

例(Dockerfile): rails-on-kubernetes/Dockerfile at master · tzumby/rails-on-kubernetes

ADD . /myapp

COPY docker-entrypoint.sh /usr/local/bin

ENTRYPOINT ["docker-entrypoint.sh"]

例(entrypoint.sh): rails-on-kubernetes/docker-entrypoint.sh at master · tzumby/rails-on-kubernetes

#!/bin/sh

set -e

if [ -f tmp/pids/server.pid ]; then
  rm tmp/pids/server.pid
fi

echo "Waiting for Postgres to start..."
while ! nc -z postgres 5432; do sleep 0.1; done
echo "Postgres is up"

echo "Waiting for Redis to start..."
while ! nc -z redis 6379; do sleep 0.1; done
echo "Redis is up - execuring command"

exec bundle exec "$@"

docker-composeとdocker

docker-composeは自動でタグ名をつけてくれたり、マウントしてくれたり、dockerコマンドよりややこしくなりにくい。 単に開発環境として使っているだけでは、ほとんどdocker-composeで事足りる。 が、docker-composeへ依存しているということで、docker-compose関係ない別の文脈で使おうとすると途端に動かなくなる。本質的にdocker-composeはコンテナ間の関係性を記述しているだけで、コンテナ自体を表現しているわけではない。

本当にdockerコンテナとしての正しい使い方をしているかテストするには、コンテナを複数のデプロイやCIで利用してみるのがよい。同じ流れで簡単にできたのなら正しい。簡単にできないなら何かが間違っている。

よく使うdockerオプション

docker run --rm -v "$PWD/":/roam -w /roam ghcr.io/kijimad/roam:master sh deploy.sh

--rm : コマンド実行後にコンテナを削除する -v: ホストマシンにマウントする。左がホストマシン、右がコンテナ内。

docker run --rm -it ghcr.io/kijimad/roam:master

-it はttyオプション。インタラクティブなシェルを作成する。つけないと、一瞬で消える。

buildkitをオンにする

環境変数をオンにすることで、新しい機能が使えるようになる。

export COMPOSE_DOCKER_CLI_BUILD=1
export DOCKER_BUILDKIT=1
docker build .

docker-composeでマウントしたときにnode_modulesが消える問題

  1. npm install するコンテナを作成
  2. コンテナをマウント
  3. ホストマシンにないnode_modulesは消える
  4. エラー

なので、node_modulesもマウントする。

docker run --rm -v "$PWD":/roam -v /roam/node_modules ghcr.io/kijimad/roam_lint:master make textlint

https://rara-world.com/dockerfile-node-modules/ に書いてあった。

dockleでセキュリティチェック

dockleというツールでイメージをチェックできる。 goodwithtech/dockle: Container Image Linter for Security, Helping build the Best-Practice Docker Image, Easy to start

自前のイメージにかけるとたくさん見つかった。

$ dockle ghcr.io/kijimad/roam:4f3296b
FATAL   - DKL-DI-0001: Avoid sudo command
        * Avoid sudo in container : /bin/sh -c yum -y update &&     yum -y install         yum-utils
      gcc         gcc-c++         make         openssl-devel         openssh-server         readline
nuplot
WARN    - CIS-DI-0001: Create a user for the container
        * Last user should not be root
INFO    - CIS-DI-0005: Enable Content trust for Docker
        * export DOCKER_CONTENT_TRUST=1 before docker pull/build
INFO    - CIS-DI-0006: Add HEALTHCHECK instruction to the container image
        * not found HEALTHCHECK statement
INFO    - CIS-DI-0008: Confirm safety of setuid/setgid files
        * setgid file: g--x--x--x usr/libexec/openssh/ssh-keysign
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/sbin/pam_timestamp_check
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/bin/mount
        * setgid file: grwx--x--x usr/libexec/utempter/utempter
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/bin/chage
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/bin/su
        * setuid file: urwxr-x--- usr/libexec/dbus-1/dbus-daemon-launch-helper
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/sbin/unix_chkpwd
        * setuid file: u--x--x--x usr/bin/sudo
        * setgid file: g--x--x--x usr/bin/ssh-agent
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/bin/umount
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/bin/gpasswd
        * setuid file: urwxr-xr-x usr/bin/newgrp
        * setgid file: grwxr-xr-x usr/bin/write
INFO    - DKL-LI-0003: Only put necessary files
        * Suspicious directory : roam/.git
        * Suspicious directory : usr/local/plugins/ruby-build/.git
        * Suspicious directory : usr/local/plugins/ruby-build/test/tmp
        * Suspicious directory : tmp
        * unnecessary file : roam/docker-compose.yml
        * unnecessary file : roam/Dockerfile

pushスクリプト

Amazon.co.jp: Deploying Rails with Docker, Kubernetes and ECS (English Edition) eBook : Acuña, Pablo: Foreign Language Booksに載ってたスクリプト。書いてリポジトリに入れておくとスムーズにビルドやプッシュができる。 レジストリ・ユーザ名・リポジトリを適宜変える。

#!/bin/sh

LC=$(git rev-parse --short HEAD)
docker build -t ghcr.io/kijimad/webapp:${LC} .
docker push ghcr.io/kijimad/webapp:${LC}

実行後にコンテナ削除

docker run するとコンテナ内に入れるが、作ったコンテナはそのままになる。 実行後に削除して欲しい場合は、 docker --rm webapp /bin/sh などrmオプションを使う。

コンテナ間の接続はサービス名を用いる

コンテナ間の接続をしようとして、このようなエラーが出た。

Error connecting to Redis on 127.0.0.1:6379 (Errno::ECONNREFUSED)

127.0…とあることから、コンテナ内のアドレスを見に行ってる。 コンテナ間での通信には、サービス名のアドレスを追加する必要がある。

rootユーザでファイル作成しないようにする

Dockerコンテナ内でファイルを作成すると、ownerがrootになり編集や削除ができず面倒。 Dockerの内部ではユーザid(uid)やグループid(gid)がホストと異なる。idがホストマシンと合わないためrootとして実行されたことになる、よう。

安易な解決策としては、権限をホストユーザに変更すれば問題ない。 とはいえ、コンテナ内のサービスが新しくファイルを作るたび(たとえばマイグレーションファイル生成)に実行するのは面倒。 If you are running Docker on Linux, the files rails new created are owned by root.

sudo chown -R $USER:$USER .

解決策としてはいくつか種類があるようなのだが、とりあえずできた。 サービスのvolumesにユーザ情報をマウントする。:roは読み取り専用(read onlyか)。 これでidの照合元がホストと同じになる。

volumes:
  - /etc/passwd:/etc/passwd:ro
  - /etc/group:/etc/group:ro

あとはidを環境変数経由で渡せば、コンテナ内でもホストのユーザが実行したことになる。

sudo docker run -u "$(id -u $USER):$(id -g $USER)" rails /bin/sh
sudo docker-compose run -u "$(id -u $USER):$(id -g $USER)" rails /bin/sh

overrideがある場合、このようになる(長すぎ)。

sudo docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose-app.override.yml run -u "$(id -u $USER):$(id -g $USER)" rails /bin/sh

Docker コンテナ内で Docker ホストと同じユーザを使う - CUBE SUGAR CONTAINER

Docker Hub

Dockerイメージをインターネット上にアップロードできるスペース。 個別にビルドしなくてよくなるためDocker関連の全工程が高速化する。テスト、ローカル、デプロイ…。

マルチステージビルドとは

サイトをDockerデプロイにしたり、CIをDockerで行うとき。 複数の環境が関係する場合、マルチステージビルドを行うとキャッシュが効くため高速化できる。

  • Linux関連のイメージ
  • Ruby関連のイメージ
  • node関連のイメージ
  • Railsアプリのイメージ

のように。 Linux → Ruby + node → Railsという依存関係になる。

Dockerfileは何か

Dockrfileはイメージを作る。(image build) docker-compose upは↑で作られたイメージを元にコンテナを作り起動までする。そのなかアプリケーションを走らせて開発する。

image構築 → コンテナ構築 → コンテナ起動 という流れ。

コンテナの作り方には2種類ある。

  • 自作する必要があるものは↑Dockerfileで作る
  • 既存コンテナ(MySQLとか)はイメージをダウンロードする

コンテナ内でコマンド実行する

コンテナ内部で実行したいコマンドがあるときにやりたいこと、たとえばRailsだと、gemfileが新しくなったときにbundle installしたい。

runは新しくコンテナを作成し、内部でコマンドを実行する。サービス名はdocker-compose.ymlから取っている。つまり立ち上がっているコンテナ名は関係ないのに注意。何も指定してない場合、docker-compose.ymlからサービス名を決定する。ほかのファイルの場合には-fオプションが必要。外部で永続化される…volumeが指定されてるような処理(bundle install)とか、データベース関係はいいのだが、その他は永続化されないので注意。

docker-compose run {サービス名} {shellコマンド}

execはコンテナを再利用してコマンドを実行する。高速。

docker-compose exec {サービス名} {shellコマンド}

キャッシュを使わずにbuildする

docker-compose build --no-cache

立ち上げと停止

docker-compose up --build -d # コンテナ作成する
docker-compose down

docker外に公開する

Rails Dockerfileで。

CMD bundle exec rails server -b 0.0.0.0

などと書いておくと、外部(Docker外)からアクセスできるようになる。-b 0.0.0.0 がないと別のネットワークからアクセスが不可。コンテナを超えると別のネットワーク扱いになるのでこの記述が必要。

ポート指定する

どっちだったか忘れる。 左が公開、右がコンテナ内。だからブラウザでポート8000アクセスできるようになる。

docker run -p 8000:3000 -it bdd92ace66ec

ログを確認する

docker ps -a # id確認
docker logs 1111... # idを入れる

イメージを削除する

使ってないイメージを削除する。

docker images prone

一気に全部削除する。

docker stop $(docker ps -q)
docker rm $(docker ps -aq)
docker rmi $(docker images -q)

コンテナの大まかな仕組み

仮想化をどうやっているか、なぜ独立した環境にできるのか知らない。

解説は↓にある。非常にわかりやすい。Goのミニマル実装もある。

dockerの構成。

  • Docker Host
    • Docker Daemon
    • Container
    • Images
    • Network
  • Docker client
    • build, pull, runとか

network, container, image, volumesはCli経由でDocker daemonの機能を呼び出す。 コンテナを一言で言うと「 システムから分離されたプロセス 」。Linux上でunshareコマンドを打つことにより、最速でコンテナを作成できる。

$ sudo unshare -u /bin/bash
# ユーザがrootになった
$ hostname newhost && hostname
-> newhost
# ホスト名を変更した
$ which emacs
-> /usr/bin/emacs # unshareしてない状態だとEmacsはguixディレクトリ化に入っているので、確かに環境が別になっている

コンテナに必要なLinuxの機能3つ。

  • Namespace
    • プロセスはそれぞれでNamespaceを持っている。unshareはプロセスを分離させNamespaceを作成した
  • Control Group
    • アプリケーションを特定のリソースセットに制限する。メモリの最大利用数や、プロセス最大実行数を制限できる
    • cat /sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpus
  • File System
    • 親からマウントされたFile Systemに関するデータのコピーを取得し、親と同じデータ構造へのポインタを取得して変更できるようにする
    • cat /proc/mounts

コンテナからホストにコピーする

docker-compose cp が使える。dockerコマンドと違って、コンテナIDを指定する必要がない。

コンテナ → ホストでも、ホスト → コンテナでも、入れ替えて使える。当然、コンテナは前もって起動しておく必要がある。

docker compose cp doc:/usr/share/nginx/html ./

Tasks

コンテナセキュリティの本。

動かして学ぶ、Docker networkの解説動画。

docker network ls
docker run -itd --rm --name test1 busybox
docker run -itd --rm --name test2 busybox

↑コマンドではネットワークまわりの設定はないが、自動で追加されている。確認する。

↓ホストマシンから確認する。 veth* が増えている。

ip address show
bridge link

ブリッジをさらに詳しく見る。

docker inspect bridge

docker0 ネットワーク内に追加されている。

ホストネットワークで起動する。

docker run -itd --rm --network host --name test3 nginx

ポートを公開することなく、ホストマシンからアクセスできる。ネットワークは隔離されない。

curl -I http://localhost
curl -I http://172.17.0.1

dockerドキュメントのタイポ修正

誤字修正

コンテナまわりが参考になる。

コンテナの本。

気になる機能追加。-fオプションの上書きは、わかりづらい。

docker networkの解説。

コンテナのLXCとはなにかを解説。

overlayのわかりやすい説明。事象を理解するためには、仕組みを理解していなければいけない。

docker ignoreの仕組み

どうやってignoreしているのだろうか。

https://github.com/kd-collective/buildkit/blob/37d54ebc592a54db8764911eb320d02d2260c5e6/frontend/dockerfile/dockerignore/dockerignore.go#L13
  • ファイルを読み込み、パスのスライスを出しているだけ

コンテナランタイムを使わずにGoでコンテナを作ることで、コンテナとは何かを学ぶ。

仕組みの説明。

現実的な導入ステップ。

Archives

swarmを学ぶ。

タスクを簡単に実行する方法を調べる

Emacs拡張あるいは、Makefile的なのにまとめる。

ありがちなbundle-installなどはdocker-composeにワンショットのコマンドを書くことで、定形コマンドを実行することが少なくなった。自動で動かしたいやつはこれでOK。コマンドはdockerだから特殊ということはなく、ローカルと同じようにやれば良い。

Dockerドキュメントのタイポ修正

誤字を修正する

用語集 — Docker-docs-ja 20.10 ドキュメント PRを送る。
  • なお、オリジナルのドキュメントは群は
  • ビルド(build)とは、 を使って Docker イメージを構築する工程です。
  • イメージ構築に必要なディレクトリに置いてあるファイル群です
  • ために、 コピーオンライト 技術と を使います
  • ベストな解決作です。
  • ENTRYPOINT` に /bin/sh ま
  • ユニオン・ファイル・システムで結語するために 技術を使い

ゴミファイルができないようにする

とりあえず、👇でよい。

sudo chown -R $USER:$USER .

キャッシュや履歴関係がroot権限でできるので、削除が面倒+コンテナを作るのが邪魔される。

  • できないようにする
  • 自動削除するようにする

Rails開発 Docker環境化[9/9]

仕事をLinuxで行えるようにする。基本的なところはカバーしたが、一部できないものがある状態。

CLOSE rails c内で日本語が含まれると失敗する

何かおかしくなる。

CLOSE CapybaraでJavascriptをオンにしたときsystem specが失敗する

js: trueのときだけ。

migration時にschemaに変な差分が出る

DB設定がおかしいようだ。

非同期処理の動作確認

redis, sidekiqが本当に動いてるかわからない。 letter openerを見る限り、できてない。

追加した。

dockerがrootユーザでファイルを生成する問題

生成したファイルがroot権限になってしまう。 だからbundle installを実行すると、その後は通常ユーザでは編集できなくなる。 面倒だし、migrationとか明らかにダメな気がする。

簡単な解決策と環境変数によって解決する方法を調べた。

基本コマンド

Rails部分をDocker化する。表示はまったく問題なさそう。 リロードするとちゃんとローカルの変更が反映される。

最初にルートファイルのdockerfileでベースイメージをビルドして、名前を付ける。

docker build . -t app

各コンテナでは↑で作成したベースイメージappを用いる。 イメージを使う代わりに build . でも可能だが、各コンテナがイメージをビルドする(中身は同じ)ので遅くごちゃつく。

rails:
  image: app
  environment:
    RAILS_ENV: development
    REDIS_URL: redis://redis:6379
    MEMCACHED_URL: memcached://memcached:11211
    SKIP_RECAPTCHA: "true"
    MEMCACHED_HOST: memcached
    MEMCACHED: memcached:11211
    WEBPACKER_DEV_SERVER_HOST: webpack
    CHROME_HOST_NAME: http://selenium_chrome:4444/wd/hub
  ports:
    - 3000:3000
  stdin_open: true
  tty: true
  command: bash -c "rm -f tmp/pids/server.pid && bundle exec rails s -b '0.0.0.0'"
  volumes:
    - .:/rails
    - /etc/passwd:/etc/passwd:ro # Linux用
    - /etc/group:/etc/group:ro # Linux用
  depends_on:
    - mysql

sidekiq:
  image: app
  command: bundle exec sidekiq
  links:
    - mysql
    - redis

webpack:
  image: app
  environment:
    NODE_ENV: development
    RAILS_ENV: development
    WEBPACKER_DEV_SERVER_HOST: 0.0.0.0
  command: yarn watch
  volumes:
    - .:/rails
    - /etc/passwd:/etc/passwd:ro # Linux用
    - /etc/group:/etc/group:ro # Linux用
  ports:
    - 8080:8080
sudo docker-compose up --build
docker-compose {service} restart
docker-compose run rails bundle exec rails c
docker-compose run rails bundle install
docker-compose run rails bundle exec bin/rspec spec/requests/top/top_spec.rb
docker-compose run rails /bin/bash

docker-compose.ymlのオーバーライド

個人で微妙に設定が異なることもある。 Dockerでやるのはミドルウェアだけとか、Railsもすべてやる、といったような。 そのときはgitignoreを指定したymlを指定して起動する。
docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose-app.override.yml up

もちろん一般性があるならgit管理にするのがベストだが、人によって構成が異なるので仕方ない。とくにMacだと速度に問題あるため、RailsはDockerで立ち上げないのが多数派。

Railsサービスをoverride.ymlに、それ以外のミドルウェアサービスをdocker-compose.ymlに書いてる場合は、明示する必要がある。

docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose-app.override.yml run rails bundle install

docker-compose runする場合も-fオプションが必要。 runはコンテナを新しく作る…つまりymlを見てるので、指定が必要なのである。

docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose-app.override.yml exec rails bundle exec rspec --options ./.rspec ./spec/models/user_spec.rb

↑いちいちクソ長いコマンドを打つのは苦痛なので、shellに入って作業すると楽。

sudo docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose-app.override.yml run rails /bin/sh

DBのGUIツールとの接続

Linux用のsqlectronがよさそう。が、上手くMySQLと接続できない docker-compose.ymlで MYSQL_ALLOW_EMPTY_PASSWORD: 'yes' を追加すると入れるように。 パスワードを指定してるとログインできない。

だがこのsqlectron、表示テーブルでの編集ができないので値を書き換えるのに非常に不便。 別のを使ったほうがいいだろう。

yarnができてない

  • ポートを合わせる
  • webpack.config.jsにhostを加える

が必要。

webpack:
  build: .
  environment:
    NODE_ENV: development
    RAILS_ENV: development
    WEBPACKER_DEV_SERVER_HOST: 0.0.0.0
  command: yarn watch
  volumes:
    - .:/rails
  ports:
    - 8080:8080
  depends_on:
    - rails

ホットリロードできるのを確認。 hostを加える必要があった。

devServer: {
  contentBase: path.join(__dirname, 'app/assets/javascripts'),
  allowedHosts: ['.lvh.me'],
  host: '0.0.0.0',
},

コンテナの解説。後半は理解できてない。また必要なときに読む。

  • $ sudo mount --bind dir1 dir2 みたいに、バインドマウントするコマンドが存在する
  • Namespace(名前空間)はプロセスをグループ化して、コンテナの隔離された空間を作り出す。独立させたいリソースによっていくつかの機能がある
  • Dockerの初期はコンテナ内でコマンドを実行できなかった
  • カーネルでsetnsがすべてのNamespaceに対して動作するようになってから、docker execコマンドが実行できるようになった
  • Mount NamespaceはLinuxカーネルに最初に実装されたNamespace(2002年)
    • あるNamespaceごとに異なるマウントポイントの一覧を持てる
    • コンテナ内でマウント操作を行った場合でも、そのマウントはホストOSや他のコンテナから見えないようにできる
    • $ cat /proc/self/mounts でマウント状況を確認できる
    • マウントプロパゲーション
      • マウントがほかのディレクトリで反映されるか、反映されないか

References

歴史が面白い。

コンテナランタイムの標準仕様。

コンテナイメージの標準仕様。

コンテナの解説。

カーネルの変更がコンテナにどう影響しそうだな、という視点すごいな。

docker networkを作り、コンテナを同じnetworkに所属させると、サービス名解決ができる。

Dockerの公式イメージ集。

ヘルスチェックのスタートを指定するオプションを追加するプルリク。

デバッガーモードの提案。気になる。

-fオプションで起動するとき、要素によっては上書きされない問題がある。例えばポートをoverride.ymlに書くと上書きはされず、2つともポート公開されてしまう。その仕様の変更が7年かかって仕様に組み込まれた。

removeキーワードの導入。

Docker EngineのAPIリファレンス。

tips。

  • ヘルスチェック
  • サービスをグループ化

共通化設定。

  • x- をサービス名につけると無視される

エイリアスの使い方。

方法。

docker-compose集。

github actionsでdocker-composeを使う例。

コンテナ技術の低レイヤーの仕組み。

dockerイメージを分析してスリムにするツール。

dockerのレイヤーごとにイメージを調査できるツール。

わかりやすい概要。

ソフトウェアのわかりやすい説明。

Web開発用の扱いやすいDockerイメージ。

SaaS開発の方法論。 日本語訳もあった。The Twelve-Factor App (日本語訳)

Dockerのドキュメント。

キャッシュの書き方。

非常に詳しい情報。

BuildKitの解説。

ベストプラクティス。