ユーザが対応できないエラーが多く画面に出力されてしまい見栄えが良くない

[hitenkoku]

背景

関連ライブラリの更新やdeprecated ruleのalias登録漏れなどがあった時にユーザが対応できないエラーが多く画面に出力されてしまい見栄えが良くない

仕様

• ERRORログ発生時にlogsディレクトリを作成し、errorlog-(YYYYDD_hhmmss).log[以降:エラーログファイル]を作成。エラーログファイルには以下の情報が書かれる
  • 実行時のコマンドラインオプション
  • 発生したエラー(行数文)
• 検知処理完了時に以下のエラーログファイルが存在している場合に以下の意味を持つ英文を出力する

  発生したerrorは(相対パス)に出力しました。詳細はファイルを見てください。

• このエラーログファイルの対象は以下の機能での実行時に発生したエラーとする。それ以外は標準入出力に出力ようにする
  • ruleの読み込み
  • evtxの読み込み
  • レコード情報を用いた検知確認

[hitenkoku]

仕様確定。以降は候補として挙がっていた要素をメモがてら残しておきます。

• verboseオプションなしの際はエラーが発生したことを一行で簡単に表示して詳細はverboseオプションをつけて確認するように促す

• 最後にError Summaryを出すようにする

例：
The following errors occurred:
Failed to parse event files: 200
An error occurred while trying to deserialize evtx stream: 10
Please enable --verbose to check which files are causing errors.
そうすると、見栄えがデフォルトで良くなって、エラーがあった場合は分かるし、調べる方法も分かります。
(標準出力でスキャンしている場合は沢山出力がある時は上までスクロールして、エラー情報を探すのは（私の経験では）結構大変なので、最後に出した方が楽の気がします。）
※すぐ実装できないと思うので、リリース後でも良いと思います。一行で簡単に表示するよりエラー数を数えてサマリーで出力した方が実装しやすいかも？

[YamatoSecurity]

もし可能であれば、毎回デフォルトでエラーファイルが作成されると、テストする時にファイルが大量に作成されて、ずっと消すのは手間がかかるので、-Q --quiet-errors 'Quiet errors mode. Do not display errors or save error logs'というオプションでエラーメッセージを出力・保存しないようにできたらお願いしたいです。（大変でしたら無視してください）

[hitenkoku]

@YamatoSecurity 承りました。対応は可能です。

[hitenkoku]

一旦エラーが出ていたためrevert

[hitenkoku]

ログファイルの削除で発生していた問題についても判明しました。ファイルパスでは小文字で指定しているのですが、大文字小文字を区別せずにそのフォルダの配下にエラーログファイルの作成が行われてしまうということを確認しました。
プログラム内では./logs/errorlog...と指定しているのですが、hayabusa.exeの同一階層にLogsフォルダとかlOgsフォルダがいた場合はそちらの配下にerrorlogを作成してしまうようです。
ただ削除するときには./logs/errorlog...を読み行こうとしてファイルがないからエラーが出るという形のようです

本件、少し前に rustのレポジトリでも対処されたようです……

rust-lang/rust#91464

1.59.0のRustで対応するみたいなのでそれまでは一旦エラーログは削除しない方向で対応しようと思いますがよろしいでしょうか……？それか、logsフォルダをあまりかぶらないであろうhayabusa-logsフォルダなどに改名してしまって対応するという方法もあるかと思いますが……