概要
BIDS_Server v012を公開します. そもそもv010とかv011とかがどこに行ったかは聞かないでください.
もともとBIDS_ServerはSkyWayを使用してWebRTCを使用したデータ送受信インターフェイスを提供しておりましたが, 通信機能をモジュール化し, BIDS_Serverではそれを管理する形態に変更しました. 自由に開発できる様々なモジュールにより, より幅広いクライアントへと対応します.
なお, BIDS_Server v012および付属のライブラリは, 一部を除き, 本日(2020/05/15)公開のBIDSSMemLib v202にて簡易的な動作確認を行っております. そちらも併せてご確認ください.
機能
BIDS_Server
BIDSsvライブラリをコマンドラインを用いて操作するためのソフトウェアです.
BIDSsv
通信インスタンスの管理と共有メモリライブラリ(BIDSSMemLib)の操作, および相互の接続のための形式変換を実装しております.
IBIDSsv
通信モジュールが実装すべきMethodを定義しております.
通信MOD群
通信モジュールとして, 初期は以下のモジュールを同梱しております.
- blankmod
- 機能がほとんど実装されていない, 空のモジュールです.
- communication
- Rock_On氏が提供するcommunication.dllが使用するデータ構造/通信方式を実装したモジュールです.
- serial
- SerialPortを操作し, BIDS v202規格およびGIPI規格のコマンドの送受信を仲介します.
- tcosv / tcpcl
- TCP/IPによる通信機能を提供します. 同梱しているだけであり, 動作確認は実施しておりません.
- testmod
- BIDSsvに対してコマンドを送信したり, svから来た送信命令をファイルに出力する等, テスト用の機能が備わっております.
- udp
- UDP/IPによる通信機能を提供します. デフォルトでは, ブロードキャストにより同一ネットワーク上のすべての端末と通信が可能です.
各モジュールについての詳細は, 後日作成予定のwikiをご覧ください.
TargetPlatformについて
今回は, 試験的に, AnyCPU, x86, x64と3種類のTargetPlatformに対してビルドを行ったものを配布します.
通常はAnyCPUで大丈夫なはずですが, 何かほかのソフトウェアとの兼ね合いがあるなどあれば, x86やx64のアセンブリの使用をご検討ください.
Licenseについて
MITライセンスの下で配布させていただきます.
さいごに
何か要望やバグ等ございましたら, お気軽にIssueやTwitterのリプライにてお知らせください.