OWND Project は個人が主体となるデジタルアイデンティティーの社会実装を目指し、よりトラストできるコミュニケーションを実現するための非営利プロジェクトです。
このプロジェクトは内閣官房デジタル市場競争本部の推進する"Trusted Web"のユースケース実証事業の一部として誕生しました。
国際標準技術に準拠したホワイトラベルのデジタルアイデンティティーウォレットおよび、E2E暗号化に対応したFederation型のメッセージングアプリケーションをオープンソースソフトウェアとして開発し、トラストを担保するガバナンスについても議論を行います。
国際標準技術に準拠したホワイトラベルのデジタルアイデンティティーウォレット。
OWND walletをベースとしたさまざまなウォレットやユースケースが創出されることを想定し、それぞれのウォレットの相互運用性を確保することを目指す。
- OpenID for Verifiable Credential Issuance(OID4VCI)の Holder,Issuer 実装
- OpenID for Verifiable Presentations(OID4VP)の Holder,Verifier 実装
- Self-Issued OpenID Provider v2(SIOPv2)の Holder,Verifier 実装
- Selective Disclosure for JWTs(SD-JWT)証明書
- JSON-LD ZKP with BBS+ 証明書
OWND walletを用いてアイデンティティを管理できる、E2E暗号化に対応したメッセージングアプリケーションおよびプロトコル。
特定の事業者に過度に依存せず、誰でもメッセージングサーバを構築することができ、サーバ同士の相互運用が可能(Fediverse)。
年齢証明書や所属証明書を活用し、相手方を確認してメッセージングを行う。
- プロトコルには Matrix を採用
- サーバーサイドは Synapse にSIOPv2、OID4VPおよび各種証明書へ対応するためのを機能を追加実装
- クライアントサイドは Element Web にSIOPv2、OID4VPおよび各種証明書へ対応するためのを機能を追加実装
- OSS開発プロジェクトとして適切性をどう担保するか
- 適切な開発物を開発することをどう担保するか
- 参加インセンティブをどのように設計するか
- システムが適切に動作することをどのように担保するか
- OWND Projectの開発物をベースとしたシステムがその適切性を引き継いでいることをどう担保するか
- OWND Projectの開発物をベースとしたシステムの運用者の適切性をどう担保するか
- Issuer : 当該証明書を発行する機関としての適格性をどう担保するか
- Wallet : 当該証明書の管理システムとしての適格性をどう担保するか
- Verifier : 当該証明書の提示先としての適格性をどう担保するか
興味をもった方はどなたでもご参加ください。