Releases: textlint-ja/textlint-rule-no-mix-dearu-desumasu
3.0.0
Breaking Change
strict
オプションを導入し、デフォルトを{ "strict": false }
としています。
そのため、デフォルトでは文末の表記のみを対象にチェックするように変更されています。
textlintでは多くのルールはfalse positiveにならないように、デフォルトを緩く設定しています。
厳しく(接続的な"である"なども)検出したい場合は、{ "strict": true }
オプションが利用できます。
例えば、strict:false
(デフォルト)では以下のような "であったが" という接続的な"である"は無視されます。
次の例では "であったが" は無視されているため、"です"のみが使われているという判定になります。
OK: 昨日はいい天気であったが、今日は雨です。
strict:false
では次のような文末が"である"や"です"といったものだけを検出します。
そのため、次の文章は"です。"と"である。"が混在しているのでエラーとなります。
NG: 今日はいい天気である。明日も晴れです。
strict:true
としていた場合では、以下の文章は"ですが"と"である"が混在しているのでエラーとなります。
NG: 今日はいい天気ですが、明日は悪天候である。
Q. なぜデフォルトでは文末のみの検出なのですか?
A. 自然言語に絶対の表現がないためデフォルトを緩くするためです。
Q. 2.0(以前)と同じ挙動にするにはどうすればよいですか?
A. オプションに"strict": true
を追加してください。
2.0
{
"rules": {
"no-mix-dearu-desumasu": {
"preferInHeader": "", // "である" or "ですます"
"preferInBody": "ですます",// "である" or "ですます"
"preferInList": "である" // "である" or "ですます"
}
}
}
3.0
{
"rules": {
"no-mix-dearu-desumasu": {
"preferInHeader": "", // "である" or "ですます"
"preferInBody": "ですます",// "である" or "ですます"
"preferInList": "である", // "である" or "ですます"
// 文末以外でも、敬体(ですます調)と常体(である調)を厳しくチェックするかどうか
"strict": true
}
}
}
問題報告
これはおかしいのではというケースは以下に書き込んでください。
関連Issue
- 接続的な "である" を無視するオプション · Issue #5 · azu/analyze-desumasu-dearu
- Proposal: デフォルトでは文末の"です/である"のみ検出するように · Issue #13 · azu/textlint-rule-no-mix-dearu-desumasu
close #13
2.2.1
2.2.0
2.1.0
2.0.1
2.0.0
Breaking Change
ユーザーにとっては特にありませんので、アップデートすれば動きます。
とても古いバージョンのtextlintでは動かないかもしれないので、その場合はtextlintをアップデートしてください。
Features
kuromoji.jsをつかい形態素解析した結果が敬体(ですます調)と常体(である調)をチェックするように仕組みを変更しました。
基本的な誤爆するケースがなくなったと思います。