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Takahiro Oohata edited this page Jul 13, 2015
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EDOは、HTTPSベースで構成されたプラットフォーム構築のための仕様セットです。 様々な主体によって運営されるアプリケーションが混在するプラットフォーム上で、安全性を担保しつつ、本人同意に基づいてユーザーのデータを相互に活用できるような枠組みを規定します。
株式会社リアルグローブが開発し、その実装である「edo-toolkit」と共に公開している、日本発のオープンソースプロジェクトです。
あらゆるパーソナルレコード(PxR;Personal x Record)を安全に相互活用できるコンパクトなプラットフォームを実現するスケーラブルなフレームワークを提供することを目的としています。
EDOは、以下のことを目標としています。
- パーソナルデータの安全な相互活用のために必要な規定を提供する。
- HTTPSベースのAPIを持つコンポーネントとして全てが部品化される。
- ShibbolethやOpenID Connectなどの従来技術と柔軟に組み合わせて拡張できる。
EDOに基づいて構築したプラットフォームは、以下のようなデータの相互活用に適しています。
- 学習記録データ(PLR;Personal Learning Record)
- 健康/医療データ(PHR;Personal Healthcare Record)
- 飲食記録データ(PDR;Personal Diet Record)
- 購買記録データ(PSR;Personal Shopping Record)
- 就業履歴データ(PWR;Personal Work Record)
EDOの上で構築されたプラットフォームは、以下のようなコンポーネントに分けられます。
- IdP (ID Providor)
- ユーザー認証を行い、そのID・属性値をSP/TAに提供する。 SP/TAからSP/TAへの処理の受け渡しを仲介する。 プラットフォーム内に複数存在し得る。
- SP/TA (Service Providor / Trusted Agent)
- IdPから通知されたID・属性値に基づきサービスを提供するアプリケーション。 他のSP/TAを利用することもできる。
- PDS (Personal Data Store)
- SP/TAの一種であり、ユーザー・SP/TAに対する柔軟なアクセス制御機能を備えたデータ置き場を提供する。
- DS(Discovery Service)
- IdPやSP/TAの登録情報を提供する。
現在、EDOは以下の規定によって構成されます。尚、開発中のため、全ての仕様は今後変更される可能性があります。
EDOは、Apache License, Version 2.0の下、提供しております。 詳しくは、LISENCEをご覧ください。
- 2014年度
- 先導的教育システム実証事業にて、プラットフォーム機能の一部としてEDOが採用されました。
- 2015年度
- 株式会社ジンジャーアップ様のxAPI/LRSソリューションの学習履歴ポータビリティ実現のための基盤としてEDOが採用されました。(参照)
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