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Wanderlust のインストール方法
Kaoru Takahashi 高橋郁,
Yuuichi Teranishi 寺西裕一,
Tsunehiko Baba 馬場恒彦
必要条件
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Wanderlust がサポートする Emacsen を以下に示します。
Emacs 24.5 以降
Wanderlust を使うためには、以下に示すMIME用モジュールをインストールし
ておく必要があります。
SEMI-EPG
FLIM-LB
Wanderlust および MIME用モジュールを使うためには APEL-LB をインストールし
ておく必要があります。
MIME用モジュールのインストール
==============================
パッケージはそれぞれ以下の URL で入手可能です。
APEL-LB: https://github.com/wanderlust/apel
FLIM-LB: https://github.com/wanderlust/flim
SEMI-EPG: https://github.com/wanderlust/semi
APEL-LB, FLIM-LB, SEMI-EPG の順にインストールしてください。基本的にすべて
make install の実行で済むはずです。
詳しいインストールの方法は各パッケージに添付されているドキュメント
(README.ja, README.en) を参照してください。
APEL-LB, FLIM-LB, SEMI-EPG のバージョンアップを行った場合は、
Wanderlust をインストールし直してください。
環境の確認
==========
Wanderlust のインストールの前に環境の確認をすることを推奨します。
% make check
または
% make EMACS=xemacs check
で APEL, FLIM, SEMI のチェックを含んだ環境テストが行えます。
新しい APEL, FLIM, SEMI がインストールされていても、load-path 上に古い
ものが残っている場合にはトラブルの原因となります。load-path 上で重複し
たファイルを探すには M-x list-load-path-shadows が便利です。
通常のインストール
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(a)Makefile, WL-CFG の編集
Makefile は、EMACS, LISPDIR の部分を編集してください。
EMACS 使用している Emacs のコマンド名を指定
LISPDIR インストール先を指定
LISPDIR は特に指定しなくても (NONE のままでも) 自動的にインストール
先を検出します。
必要なら WL-CFG を編集してください。 INFO の言語の指定などができます。
(b)バイトコンパイル・インストール
以下を実行してください。
% make
% make install
このとき、subdirs.el のない Emacs では、
Cannot open load file: mime-setup
というエラーが出ることがあります。
この場合は、custom, APEL, FLIM, SEMI のインストール先を環境変数
EMACSLOADPATH に加えるか、展開ディレクトリの WL-CFG というファイル中
で load-path を通しておくとよいでしょう。
XEmacs のパッケージとしてインストール
=====================================
Wanderlust は XEmacs (21.0 以降) のパッケージのひとつとしてインストー
ルすることも可能です。パッケージとしてインストールすると、autoload
の設定、アイコンのパス設定を個人の .emacs に記述しなくても
Wanderlust を正常に起動できるようになります。
(a)Makefile, WL-CFG の編集
Makefile は、XEMACS, PACKAGEDIR の部分を編集してください。
XEMACS 使用している XEmacs のコマンド名を指定
PACKAGEDIR package のディレクトリを指定
PACKAGEDIR は特に指定しなくても (NONE のままでも)、SEMI がインストー
ルされていれば自動的に検出されます。
必要なら WL-CFG を編集してください。 INFO の言語の指定などができます。
(b)バイトコンパイル・インストール
以下を実行してください。
% make package
% make install-package
Info ファイルも同時にインストールされます。
load-path の設定
================
Emacs 20.3 以降もしくは XEmacs を使って普通にインストールした場合は、
load-path を設定する必要はありません。
Emacs 20.2 以前をお使いなら、Wanderlust を install した場所を
load-path に設定してください。
もし Emacs 19.29 以降または Emacs 20.1, Emacs 20.2 を使って初期設定
でインストールしたのなら、次のように subdirs.el を書くことができます。
--------------------------------------------------------------------
(normal-top-level-add-to-load-path
'("apel" "flim" "semi" "wl"))
--------------------------------------------------------------------
マニュアルのインストール
========================
マニュアルは Info 形式です。インストールするには以下のことを実行して
ください。
% make info
% make install-info
XEmacs の package としてインストールした場合は自動的に Info ファイル
もインストールされるのでこれらの操作は必要ありません。
マニュアルのインストール先は自動検出されます。(Makefile 中の INFODIR
でも設定可能です)
サンプル設定
============
Wanderlust の設定ファイルには、
~/.wl Wanderlust の設定 (起動時に読み込まれる)
~/.folders フォルダ設定
~/.addresses アドレス帳 (無くても起動できる)
の三つがあります。
それぞれ、samples/ja/ ディレクトリの下にサンプル設定
(dot.addresses, dot.folders, dot.wl) がありますので、
各自でホームディレクトリにコピーして編集するなどしてください。
詳しい設定は Info を御覧ください。
Local Variables:
fill-column: 72
End: